パストラルケアはキリスト教を土台として始まったものです。パストラルとは、ラテン語のパストル(pastor=羊飼い、牧者)から来ている言葉です。イエスは聖書の中で、「わたしは、良い羊飼いである。良い羊飼いは、羊のために命を捨てると言われ、神様が一人ひとりの人間をどのように愛し、大切にしてくださっているかを示されました。このことから、パストラルケアは、すべての人が愛され、尊重され、大切にされる存在であるということに心をとめ、ケアを望まれる方とそのご家族と共に同伴させていただくケアです。
人間は身体的、社会的、精神的、スピリチュアル(心・霊・魂)な存在であると言われます。私たち人間は、心身共に健康であっても、不幸な出来事に出会った時には、心に痛みや苦しみを覚えます。まして病気になったり、死に直面するようなことになった時の苦しみは計り知れないものだと思います。そのような時には、身体への配慮が必要であるのと同時に、スピリチュアルな痛みや苦しみに対しても配慮が必要になります。 パストラルケアは、この領域(心・霊・魂)の痛みが少しでも癒されますようにと、ケアをさせていただきます。
パストラルケアは、キリスト教信者ではない方でも、ケアを望まれる方のお一人おひとりの宗教、信仰や信条、国民性、個性、価値観、習慣などを尊重しながら、その方と共にあって同伴させていただくケアです。
光ヶ丘スペルマン病院では、パストラルケアワーカーと養成を受けたボランティアによって、心のケアをさせていただいております。必要に応じて祈りや講話の時を持つこともできます。